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カッパのかっちゃん [お話]

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シルバニア村の外れには大きな湖があります。
夏はそこでバカンスを楽しむ家族が多く見られます。


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スイカ割りやバーベキューをしたり。


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虫を捕る子供たちもたくさんいます。


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湖にはたくさんの魚がいて釣りをするお父さんには人気のスポットです。


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しかし、今はもう秋。
ひんやり涼しくなった湖は誰もいません。


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カッパを除いては。


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実はこの湖にはカッパの家族が住んでいます。
そして秋は子供カッパの旅立ちの時なのです。


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兄「もうすぐこの湖ともお別れだっぺ」


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妹「お兄ちゃんと離れ離れになるなんていやだわ。」


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カッパ一族の掟では子供は育った場所を離れ一人で暮らし、修業をしなくてはいけません。


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兄「大丈夫、きっといい池が見つかって友達もたくさんできるっぺ。」


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妹「お兄ちゃんとはもう会えないの?」


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兄「いつか大人になれば会える日も来るかもしれないっぺ。がんばって立派なカッパになるために修行をするずらよ。」
妹「お兄ちゃん!」


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シルバニア村では子供たちが集まって大騒ぎしています。


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なんとシルバニア村の小さな池に見慣れない生き物がいたのです。
子供たち「あんたは誰なの?」


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かっちゃん「おらはカッパのかっちゃんだ。これからこの池に住むことになったずら、よろしく頼むな!」

シルバニア村の一員となったカッパのかっちゃん、これからどんな活躍をするんでしょうか。

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ひな祭り [お話]

今日はひな祭りです。

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くるみリスのお父さんはピザチェーン店の社長さんです。
たくさんのお店を持っていますが、今でも自分でピザを焼いて配達もしています。


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くるみリスのお姉ちゃん「お父さん、早く帰ってこないかしら。ひな祭りのケーキが食べられないわね。」
くるみリスファミリーはあかりの灯る大きなお家に住んでいます。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、女の子、赤ちゃんの3姉妹の5人家族です。


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くるみリスファミリーのお家には大きなお雛様があります。
女の子「お雛様はきれいね。」
赤ちゃん「たくさんお人形さんがいるね。」
2人ともお雛様が大好きです。


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そこにお姉ちゃんがやってきました。
お姉ちゃん「あなたたち、この雛人形は私のなのよ。私が生まれたときにおばあちゃんが買ってくれたんだから。」


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女の子「そんなのずるいわ。おばあちゃんは私が生まれる前に病気で亡くなってしまったじゃない。もし元気だったら私にも買ってくれたに違いないわ。」
お姉ちゃん「それでもこれは私のなのよ。私がお嫁に行くときは持っていくんだから。」
女の子「そんなことしたらお家にお雛様がなくなってしまうわ。」


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赤ちゃん「お姉ちゃん、ひどい!」
赤ちゃんは泣きそうです。


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そんなときにお父さんが帰ってきました。
お父さん「おいおい、何をケンカしているんだい?」


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お父さん「こんな立派なお雛様の前で姉妹ケンカをしたらおかしいだろう?」
女の子、赤ちゃん「だってお姉ちゃんがお雛様を独り占めするのよ!」


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お姉ちゃん「私、決めたわ。私はお嫁に行かないでお父さん、お母さんとこのお雛様と一緒にこの家に残るわ。
だからあなたたちは好きにお嫁に行きなさい。」


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お姉ちゃんのその言葉を聞いてとうとう赤ちゃんは泣き出してしまいました。
赤ちゃん「私もお家にいる~。お母さんと離れるのはイヤよ。」
女の子「私もみんな一緒がいいの。」


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話を聞いていたお母さんは笑い出しました。
お母さん「お雛様の前でお嫁に行かないなんて言うのはおかしいわよ。
あなたたちはこの家の子なんだからお嫁に行ってもいつでもお雛様を見に帰ってくればいいのよ。」
三姉妹「お母さ~ん」


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(別に3人ともお嫁に行かなくてもいいのになぁ)
と、こっそり思うお父さんでした。


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そんな様子をお雛様はおかしそうに眺めていました。

おわり



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せっかくのひな祭りなのでケーキを作りました。
4人で食べきれるように直径15センチの型です。
間にもイチゴが入ってますよ。
ケーキに生クリームを塗るのって難しい。
30個ぐらい作ったら上手になるらしいです。
そのほかにちらし寿司とハマグリのお吸い物も作りましたよ。


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買ってきたイチゴはこちら。
つい大好きなリカちゃんに釣られて買ってしまいました。

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クリスマスのお願い その2 [お話]

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クリスマスイブになり、予約したケーキを取りに来たお客さんでお店はいっぱいになっています。


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クリームネコのお父さん「いつもありがとうございます。」
ヤギのお母さん「今年もステキなケーキをありがとう、みんな楽しみにしているのよ。」


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クリームネコのお母さん「こちらのケーキになります。」
ミケネコのお母さん「まぁ、美味しそう!」
ケーキを見るとみんなが幸せそうな顔になります。


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クリームネコのお父さん「やっと最後のお客さんにケーキを渡せたね。」
クリームネコのお母さん「これで今年のクリスマスも無事に終わったわね。」
クリームネコの女の子「お父さん、お母さんご苦労様でした。」


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忙しかった一日が終わってみんなぐっすり寝ています。


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クリームネコのお父さんもお母さんも赤ちゃんも夢の中です。


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ふとクリームネコの女の子が物音で起きました。
「サンタさん?」
女の子は外に飛び出しました。


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クリームネコの女の子「サンタさん、待って!」
そこにはそりに乗ったサンタさんがいました。


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クリームネコの女の子「あなたが遠い街のサンタさんなの?」


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ニッキ「そうよ、あなたの手紙を見てやってきたのよ。」
そこにはシルバニアのネコ族とは姿形がまるで違うネコ族の女の子がいました。


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クリームネコの女の子「よかった、ちゃんとお手紙が届いたのね。
今日は来てくれてありがとう。」


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ニッキ「ふふ、たまには遠出も楽しかったわよ。
さあ、ベッドに戻って!こんなところにいつまでもいたら風邪を引いてしまうわ。」


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ニッキ「お父さん、お母さんを大事にしてね~。」
クリームネコの女の子「ありがとう、サンタさん。気をつけてね~。」
サンタさんはそりに乗って空を飛んでいきました。


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朝になるとクリームネコのお家では思いがけないプレゼントで大騒ぎです。
クリームネコのお母さん「朝起きたら、ステキなドレスがあったんですよ!」


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クリームネコのお父さん「私にも釣り道具が置いてあったよ。
ゆっくり釣りでも行きたいなと思っていたんだ。」
2人ともどうしてプレゼントがあったのか不思議そうにしています。


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クリームネコの女の子「実は私がサンタさんにお願いしたのよ。」
女の子の話に2人ともびっくりです。


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クリームネコの女の子は急いで親友のシルクネコの女の子に報告に行きました。
クリームネコの女の子「シルクネコちゃん!ちゃんとサンタさんが来てくれたよ!
私、会ったの!とってもステキなサンタさんだったよ!」


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シルクネコの女の子も興奮しています。
シルクネコの女の子「それがうちにもそのサンタさんがきてくれたのよ!お母さんと私にステキなドレスをプレゼントしてくれたの!
でもどうしてうちにも来てくれたのかしら。」


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クリームネコの女の子「実は私がお手紙にシルクネコちゃんのお家のことも書いたの。
だってシルクネコちゃんのお母さんだってうちの両親と同じくらい忙しく働いているものね。」


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シルクネコの女の子「クリームネコちゃん、ありがとう!あなたのようなお友達がいるなんて、最高のクリスマスプレゼントだわ。」
2人は大喜びで抱き合いました。


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その後でサンタさんにもらったドレスをみんなで着ました。
お父さんが記念撮影をしてくれて、また一つクリスマスの思い出が出来ました。

おしまい
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クリスマスのお願い その1 [お話]

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クリスマスが近づくと森のケーキ屋さんは大忙しの毎日になります。


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ダルメシアンのお母さん「クリスマスケーキはイチゴをたっぷり使ったのにしてちょうだい」
クリームネコのお母さん「はい、イチゴのケーキですね。」
店内はクリスマスケーキを予約するお客さんやテラスでお茶するお母さんたちで賑わっています。


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パティシエのお父さんは美味しいケーキを毎日朝から晩まで作っています。


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そんな忙しいお父さん、お母さんの代わりに女の子は赤ちゃんの面倒を見ています。


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クリームネコの赤ちゃん「お姉ちゃん、お父さんとお母さんはいつもお仕事ばかりだね。」


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クリームネコのお姉さん「そうね、クリスマスの時期は忙しいわね。でもお父さんは自分の作ったケーキをみんなが楽しみしてくれるのが嬉しいって言っているのよ。」
それでも忙しく働く両親がちょっと心配の女の子でした。


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クリームネコのケーキ屋さんのお隣はシルクネコのお花屋さんです。
シルクネコのお家はお母さんと女の子がお花屋さんをしていて、お父さんと男の子は養蜂業をしています。
お父さんたちはミツバチがお腹いっぱい花の蜜を吸えるようにキャンピングカーで全国の花の咲く場所を回っています。


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クリームネコの女の子「こんにちは、ちょっとお話してもいいかしら。」
シルクネコの女の子「いらっしゃい、どうぞ。」
クリームネコとシルクネコの女の子は親友です。
忙しい両親を持つ二人は悩み事をいつも相談しています。


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シルクネコの女の子「今の時期のケーキ屋さんは大忙しだから大変ね。」
クリームネコの女の子「そうなの。イブも過ぎればお父さんもお母さんも少しは休めると思うんだけど。」


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シルクネコの女の子「そういえば、お父さんが言っていたわ。シルバニア村からずっと離れたところに私たちとは違うネコ族が住んでいる街があるんですって。
そこのサンタさんは子供だけじゃなくて頑張っている大人にもプレゼントくれるそうよ。」


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クリームネコの女の子「そんなサンタさんがいたら、うちのお父さんやお母さんもステキなプレゼントをもらえるはずなのに。」


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シルクネコの女の子「それじゃ、そこの街のサンタさんにお手紙を書いてみたらどうかしら。私たちとは種族が違っても同じネコ族だもの、もしかしたらプレゼントがもらえるかもしれないわ。」
クリームネコの女の子「そうね、お父さんとお母さんのためにお手紙を書いてみるわ。」


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お父さんとお母さんが毎日どれだけ頑張って仕事をしているか、クリームネコの女の子は一所懸命、手紙に書きました。
それをポストに入れたところ郵便配達屋さんが来ました。


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クリームネコの女の子「郵便屋さんは遠い街のネコ族のことを知っていますか?ちゃんとお手紙が届くかしら。」
クマの郵便配達屋さん「あぁ、話には聞いたことがあるよ。きっと郵便局長は詳しい住所を知っていると思うから間違いなく手紙が届くように配達するよ。」
クリームネコの女の子「よろしくお願いします。」
クリームネコは安心してイブの夜を待つことにしました。

つづく


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フレンチ!? その3 [お話]

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クリスマスディナーのコースもデザートになりました。


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ねこ「すっごいデザートだよ。形も色もきれいだね。」


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うさぎ「僕はワインとフロマージュをいただこうかな。」


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お店の一角でライブが始まりました。


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うさぎ「ジャズだね。クリスマスナンバーだ。生ピアノとジャズなんてムードあるよね。」


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ねこ「ゲフー、デザートは別腹って言うけどもう食べれないや。」


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うさぎ「……。まぁ、ねこが元気になってくれて良かったよ。最近妙におとなしかったから心配してたんだ。」


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ねこ「またぼくの仕事の心配をしていたの?大丈夫だっていったじゃないか。」
うさぎ「僕ね、大学で君と知り合って、お互い家族がいなくてそれじゃ同居しようって話になったけど、ずっと君に負い目を感じていたんだ。僕は自分の仕事が好きだけど、収入だって君よりずっと少ないし、負担をかけているんじゃないかって。」
ねこ「何言ってるの?ぼくの仕事なんて所詮マネーゲームだよ。ぼくこそ君がいてくれるから毎日おいしいご飯は食べられるし、掃除や洗濯はしてくれるし、まるで奥さんがいるみたいで幸せだよ。」
うさぎ「…。それはちょっと違うと思うけど。でももし、ねこがぼくと一緒に暮らせないと思ったらいつでもそう言って欲しい。
この間も僕の仕事について話していたじゃないか。」
ねこ「あぁ、あのホームページの話?あれは忘れてくれていいよ。」
うさぎ「それが気になるんだよ。」
ねこ「…。いや、実はね、君を見てボクも何かお店を始めたくなってね。それでネットであるものを売ろうかなと思って、君にモデルを頼みたかったんだ。ただ頼むだけじゃ悪いから代わりにぼくも君のホームページを作ってあげようかなぁって思ってさ。」
うさぎ「?そんなことならそのまま頼めばいいじゃないか。君が何かをしてまで僕に頼みたいモデルって何さ?」

ねこ「いやぁ、実はふんどしを売ろうかと思って。」
うさぎ「ふんどし??」
ねこ「いま流行っているんだって。それで君にサンプルを着てもらって画像をネットにアップして売ろうかなって。」
うさぎ「そんなのイヤだよ!!」
ねこ「やっぱり~?」


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ジャズのライブは続きますが、色気のない二人の心には音楽が響かないようですね。


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ねこ「おいしかったね~。たまにはいいね、こんなクリスマスも。」
うさぎ「そうだね。今日は冷えるね。早く帰ってこたつでお茶飲もう。」
ねこ「うさぎ、今年もありがとう、来年もよろしくね。」
うさぎ「こちらこそ、仲良くやっていこうね。」
ねこ「ところで、モデルの話、考えておいてね。」
うさぎ「絶対にイヤ!」


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今日はクリスマスイブ、サンタさんがあなたのところにもちゃんと来てくれますように。
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フレンチ!? その2 [お話]

ガラにもなくフレンチレストランにやってきたねことうさぎ、食べたことのないお料理にわくわくです。

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まずは前菜、お野菜のスープです。
ねこ「きれいな色のスープだね。」


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うさぎ「そのスープには僕のニンジンが使われているんだよ。」
うさぎの前菜は生ハムメロンです。


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うさぎ「確かに君のニンジンは甘いね。ぼくは野菜が嫌いだけど君のニンジンだけはおいしいと思うよ。」


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うさぎ「ありがとう。次のお料理は僕いらないや。ねこが全部食べていいよ。」


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ねこ「うわぁ、エスカルゴだね。ぼく食べるの初めてだよ。うさぎは嫌いなの?」
うさぎ「ん~、ちょっとね。」


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次はお魚のお料理です。
ウェイター「オマール海老のボイルとスズキのグリルです。ねこ様にはフォアグラのテリーヌ、うさぎ様はサーモンのニース風サラダをご一緒にどうぞ。
ブルターニュ地方で取れた繊細な甘みをもったオマール海老をスチームで蒸した後にオリーブ油をかけて香草を添えて焼き上げました。
スズキのグリルは旬の野菜をたっぷりと添えた、目にも鮮やかな一品でございます。
油ののったスズキをガーリックとオリーブオイルでマリネし、香ばしく焼き上げました。
サーモンのニース風サラダはシェフ自ら畑に足を運び、選び抜いた野菜をサラダにいたしました。
花を添えるサーモンやいくら、世界三大珍味のひとつでもあるキャビアの絶妙なアクセントも一緒にお楽しみいただけます。」


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ねこ「見てよ~、この尾頭付き!これ全部ぼくが食べていいの?」


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うさぎ「僕のもとってもおいしそうだ。レモンバター・ソースがいい匂い。ワインもすすむね。」


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ねこ「ところでそのキャビア、ちょっとちょうだい。フォアグラとキャビアで三大珍味中二つを食べたことになるね。」
うさぎ「あと一つはなんだっけ?」
ねこ「きっとフカヒレだよ。あれもおいしいよね~。」
うさぎ「トリュフじゃなかったけ?」
ねこ「チョコレートの?」


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メインのお肉料理です。
ウェイター「子羊のローストです。焼き過ぎず絶妙な加減でじっくりローストしたお肉は、ナイフを入れると中はほんのりピンク色です。
香りづけには香草・タイムを用いて一緒にオーブンで焼くだけのシンプルなものにしました。
エシャロットと赤ワインで作ったソースヴァンルージュをかけてお召し上がりください。
牛フィレ肉のロースは驚くほどフワフワの食感と口に広がる肉の甘みは最高級のフィレだからこそ。
フォン・ド・ヴォーとマディラワインが芳醇に香るソースには世界三大珍味であるトリュフを加え、より濃厚で贅沢な一皿になっております。
本日、専属ソムリエがおすすめするワインは樽熟成したボルドーの赤ワインでございます。
程よい熟成感から生まれる深みと酸味は、ソースの濃厚な味わいによく合い、心地よい味の余韻を生み出します。」
ねこ「なんかすごい料理だね。でも肉好きのぼくはうれしいなぁ。」
うさぎ「これで世界三大珍味の全てを食べたことになるね。」


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ねこ「でもチョコの入ったソースなんて甘くない?」
うさぎ「…トリュフはチョコじゃなくてキノコだよ。」
ねこ「え~、じゃあのチョコにもキノコ入ってるの?」
うさぎ「もう帰ってから検索して調べて!」


豪華なフレンチも残すところデザートのみです。
続きは明日。


今日の朝ごはんにハム、チーズ入りのモッフルを焼きました。
チーズが溶けてなかなか型から取れませんでした。
私はおいしいと思ったけど子供たちには不人気。
ホットケーキミックス(+溶かしバター、ハチミツ)のワッフルはうけたのに。
引き続き研究します。
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フレンチ!? [お話]

うさぎとねこが珍しくおでかけです。

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うさぎ「ねこ、ここのお店だよ。」
ねこ「もう、雪が降って寒いのになんで外食なんてするの?こたつでおでんの方がいいよ。」
うさぎ「文句ばかり言わないでたまにはクリスマスのご馳走を食べようよ。」
ねこ「そもそもキリスト教徒でもないのになんでクリスマスのお祝いするの?それにフレンチなんてぼくたちに似合わないよ。」
うさぎ「まぁ、そう言わないで。」


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うさぎ「こんばんは。予約をしていたうさぎです。」
ウェイター「うさぎ様、お待ちしておりました。」


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シェフ「うさぎさん、ようこそおいでくださいました。」
うさぎ「ねずみさん、いつもお世話になっています。」
ねこ「うさぎ、シェフを知っているの?」


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シェフ「私のレストランで使っているニンジンはうさぎさんから仕入れているんですよ。他のお店とは甘さが違いますからね。」
うさぎ「ありがとうございます。今日はシェフのお料理を楽しみにしています。」
シェフ「ゆっくり召し上がってくださいね。」


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ねこ「うさぎ~、メニュー見てもわかんないよ。」
ウェイター「本日はクリスマスの特別メニューがございます。」
うさぎ「それじゃそれをお願いします。」


明日から怒涛のフレンチ連発ですよ~。

我が家のクリスマスパーティーは先週末でした。
でも娘は当日もケーキ食べたいって言ってるよ。
明日はサンタさんのためにクッキーを焼くんだって。

ちなみに私たちからのクリスマスプレゼントはwiiソフトのマリオカートと街に行こうよ、どうぶつの森でした。
どうぶつの森は無事にバイトも終えてこれから魚釣りしたり、化石掘ったりとローン返済に明け暮れます…。
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こたつのある風景 [お話]

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うさぎ「ただいま~」


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ねこ「お帰り。」


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うさぎ「ねこ、またパソコン?半てん着て、一日中こたつに入って運動不足になるよ。」
ねこ「大きなお世話。ボクは猫なんだから寒いのが嫌いでこたつが好きなの。」


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うさぎ「そうだけど…。ねこ、仕事の方は順調なの?毎日パソコン見て難しい顔しているよ。今は不況でさぶぷらいむろーんとかりーまんショックとかいろいろ大変なんでしょ?」


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ねこ「ボクのことは全然心配しなくて大丈夫だよ。それより君の無農薬のニンジンで作ったジュースやスープのお店はどうなのさ。あまり需要があるとは思えないんだけど。」


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うさぎ「あんまり儲からないけど固定客はついているし、安全でおいしい商品が出来れば満足だからね。」


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ねこ「そんなことじゃダメだよ。もっとセールスして話題にならなきゃこの先やっていけないよ。ボクがホームページを作ってあげようか?」


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うさぎ「いいよ。あんまり商売を大きくしても生産が間に合わなくなったり品質が落ちたりしたら昔からのお客さんに悪いもの。」
ねこ「なんでうさぎはいつもそうなの?もっとちゃんとしてくれないとボクがいつまで経っても…。」
うさぎ「何?ねこ、どうしたの?やっぱり仕事上手くいってないの?」
ねこ「…なんでもないよ。」
うさぎ「…」


和服のねことうさぎはシルバニアの20周年の特別版で和室セットと同時に発売されました。
ねこは女の子、うさぎは男の子でそれぞれ既存のネコとウサギとは色が違います。
ファミリーがいないので2人で住んでますが、別に夫婦でも恋人同士でもありません。(私の設定ではね)
ねこは気が強い女の子で毒舌家ですがうさぎがおっとりしている分仲良く暮らしているようです。


我が家もこたつを出しています。
でもついうたた寝しちゃうのよね。
今日は暖かかったけどお鍋にしました。
裏庭で育てた水菜も最終株。
水菜は大好き、簡単に育ったので来年も作ろう。
今年もあと10日ですね~。


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ハロウィンパーティー [お話]

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我が家の玄関に飾ったシルバニアのハロウィンパーティー。
バックには光るカボチャのオーナメント。


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クリームネコのお父さんのケーキ屋さんからハロウィンケーキが届きました。


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「オバケだぞ~」
赤ちゃんたち「キャー」


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クマの男の子「僕だよ。」
赤ちゃん「何だ~。」
クルミリスの女の子「オバケがオバケを驚かしてるの?」


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おいしそうなケーキやお菓子もあります。


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それぞれハロウィンを楽しんでいます。


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袋の中には各家を回って集めたお菓子がたくさん!


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こんなところに隠れているのは誰?


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夜も更けて赤ちゃんたちは夢の中です。



しばらくブログを離れ、雑多な仕事を片付けているうちにハロウィン当日になってしまった。
ハロウィン柄のドレスも作りましたよ~。

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ショコラウサギさん、町に現れる その3 [お話]

町に来たショコラウサギさんのお目当てはミケネコさんのおもちゃ屋さんでした。


ショコラウサギのお母さん「ここよ、ミケネコさんのおもちゃ屋さんは。」


ショコラウサギのお母さん「あら、閉まっているわ。」


マロンイヌのお父さん「今日はミケネコさんのお店はお休みですよ。」
ショコラウサギのお父さん「おや、これは学校の先生のマロンイヌさんじゃないですか?」
おもちゃ屋さんのお隣は村の学校です。




マロンイヌのお母さん「ミケネコさんは大きな街までおもちゃの仕入れに行っているんですよ。」
ショコラウサギのお母さん「赤ちゃんのおもちゃを見に来たのに残念だわ。」
マロンイヌのお母さん「はじめまして、ショコラウサギさん。赤ちゃんの学校を開かれるそうですね。」
ショコラウサギのお母さん「はじめまして。シルバニア村に念願だった赤ちゃんの学習施設を作ることが出来て嬉しいです。」
マロンイヌのお父さん「お噂はかねがね聞いております。ぜひ一度お話をしたいと思っておりました。」
ショコラウサギのお母さん「はい、私も一度、学校の授業の見学をしたいと思っていたんですよ。」



大人がお話をしている間にショコラウサギの男の子は校庭で遊ぶ子供たちを見つけて駆け寄りました。
サルの男の子「お前がショコラウサギだな。」
ショコラウサギの男の子「はじめまして。シルバニア村に引っ越してきたんだ。これからよろしくね。」


シマリスの男の子「オレ、知ってるよ。お前の母ちゃん、なんか変な学校を作って勉強教えるんだろ?」
アライグマの男の子「あ、聞いた聞いた。赤ちゃんから勉強漬けにするつもりなんだって?」
ショコラウサギの男の子「違うよ。別に変な学校じゃないよ。勉強漬けになんてしないし。」


スカンクの男の子「じゃあ、君も勉強できるの?」
サルの男の子「どうせマロンイヌみたいにガリ勉だろう?」
ショコラウサギの男の子「別に僕は勉強が得意なんかじゃないよ。きっと僕があんまりお利口じゃないからお母さんはもっと小さいうちから勉強させなくちゃ駄目だって思ったんじゃないかな。」


シマリスの男の子「ふ~ん、なんかお前は普通そうだな。」
アライグマの男の子「学校はどうするの?村の学校に来るの?」
ショコラウサギの男の子「うん、赤ちゃんはお母さんが教えるけど僕たちは村の学校に通うよ。」
スカンクの男の子「それじゃ、学校でまた遊ぼうよ。」
サルの男の子「勉強が得意じゃない奴は仲間だからな。」

どうやらショコラウサギの男の子は友達がたくさん出来たみたいですね。


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