ひな祭り [お話]
今日はひな祭りです。
くるみリスのお父さんはピザチェーン店の社長さんです。
たくさんのお店を持っていますが、今でも自分でピザを焼いて配達もしています。
くるみリスのお姉ちゃん「お父さん、早く帰ってこないかしら。ひな祭りのケーキが食べられないわね。」
くるみリスファミリーはあかりの灯る大きなお家に住んでいます。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、女の子、赤ちゃんの3姉妹の5人家族です。
くるみリスファミリーのお家には大きなお雛様があります。
女の子「お雛様はきれいね。」
赤ちゃん「たくさんお人形さんがいるね。」
2人ともお雛様が大好きです。
そこにお姉ちゃんがやってきました。
お姉ちゃん「あなたたち、この雛人形は私のなのよ。私が生まれたときにおばあちゃんが買ってくれたんだから。」
女の子「そんなのずるいわ。おばあちゃんは私が生まれる前に病気で亡くなってしまったじゃない。もし元気だったら私にも買ってくれたに違いないわ。」
お姉ちゃん「それでもこれは私のなのよ。私がお嫁に行くときは持っていくんだから。」
女の子「そんなことしたらお家にお雛様がなくなってしまうわ。」
赤ちゃん「お姉ちゃん、ひどい!」
赤ちゃんは泣きそうです。
そんなときにお父さんが帰ってきました。
お父さん「おいおい、何をケンカしているんだい?」
お父さん「こんな立派なお雛様の前で姉妹ケンカをしたらおかしいだろう?」
女の子、赤ちゃん「だってお姉ちゃんがお雛様を独り占めするのよ!」
お姉ちゃん「私、決めたわ。私はお嫁に行かないでお父さん、お母さんとこのお雛様と一緒にこの家に残るわ。
だからあなたたちは好きにお嫁に行きなさい。」
お姉ちゃんのその言葉を聞いてとうとう赤ちゃんは泣き出してしまいました。
赤ちゃん「私もお家にいる~。お母さんと離れるのはイヤよ。」
女の子「私もみんな一緒がいいの。」
話を聞いていたお母さんは笑い出しました。
お母さん「お雛様の前でお嫁に行かないなんて言うのはおかしいわよ。
あなたたちはこの家の子なんだからお嫁に行ってもいつでもお雛様を見に帰ってくればいいのよ。」
三姉妹「お母さ~ん」
(別に3人ともお嫁に行かなくてもいいのになぁ)
と、こっそり思うお父さんでした。
そんな様子をお雛様はおかしそうに眺めていました。
おわり
せっかくのひな祭りなのでケーキを作りました。
4人で食べきれるように直径15センチの型です。
間にもイチゴが入ってますよ。
ケーキに生クリームを塗るのって難しい。
30個ぐらい作ったら上手になるらしいです。
そのほかにちらし寿司とハマグリのお吸い物も作りましたよ。
買ってきたイチゴはこちら。
つい大好きなリカちゃんに釣られて買ってしまいました。
くるみリスのお父さんはピザチェーン店の社長さんです。
たくさんのお店を持っていますが、今でも自分でピザを焼いて配達もしています。
くるみリスのお姉ちゃん「お父さん、早く帰ってこないかしら。ひな祭りのケーキが食べられないわね。」
くるみリスファミリーはあかりの灯る大きなお家に住んでいます。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、女の子、赤ちゃんの3姉妹の5人家族です。
くるみリスファミリーのお家には大きなお雛様があります。
女の子「お雛様はきれいね。」
赤ちゃん「たくさんお人形さんがいるね。」
2人ともお雛様が大好きです。
そこにお姉ちゃんがやってきました。
お姉ちゃん「あなたたち、この雛人形は私のなのよ。私が生まれたときにおばあちゃんが買ってくれたんだから。」
女の子「そんなのずるいわ。おばあちゃんは私が生まれる前に病気で亡くなってしまったじゃない。もし元気だったら私にも買ってくれたに違いないわ。」
お姉ちゃん「それでもこれは私のなのよ。私がお嫁に行くときは持っていくんだから。」
女の子「そんなことしたらお家にお雛様がなくなってしまうわ。」
赤ちゃん「お姉ちゃん、ひどい!」
赤ちゃんは泣きそうです。
そんなときにお父さんが帰ってきました。
お父さん「おいおい、何をケンカしているんだい?」
お父さん「こんな立派なお雛様の前で姉妹ケンカをしたらおかしいだろう?」
女の子、赤ちゃん「だってお姉ちゃんがお雛様を独り占めするのよ!」
お姉ちゃん「私、決めたわ。私はお嫁に行かないでお父さん、お母さんとこのお雛様と一緒にこの家に残るわ。
だからあなたたちは好きにお嫁に行きなさい。」
お姉ちゃんのその言葉を聞いてとうとう赤ちゃんは泣き出してしまいました。
赤ちゃん「私もお家にいる~。お母さんと離れるのはイヤよ。」
女の子「私もみんな一緒がいいの。」
話を聞いていたお母さんは笑い出しました。
お母さん「お雛様の前でお嫁に行かないなんて言うのはおかしいわよ。
あなたたちはこの家の子なんだからお嫁に行ってもいつでもお雛様を見に帰ってくればいいのよ。」
三姉妹「お母さ~ん」
(別に3人ともお嫁に行かなくてもいいのになぁ)
と、こっそり思うお父さんでした。
そんな様子をお雛様はおかしそうに眺めていました。
おわり
せっかくのひな祭りなのでケーキを作りました。
4人で食べきれるように直径15センチの型です。
間にもイチゴが入ってますよ。
ケーキに生クリームを塗るのって難しい。
30個ぐらい作ったら上手になるらしいです。
そのほかにちらし寿司とハマグリのお吸い物も作りましたよ。
買ってきたイチゴはこちら。
つい大好きなリカちゃんに釣られて買ってしまいました。
2010-03-03 23:56
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コメント(8)
私もこのリカちゃん苺を昨日買いました!
私の場合、カステラの切れ端を積み重ねて、市販のホイップクリーム、シロップ漬けのフルーツを挟んで、苺を載せただけの超手抜きケーキでしたけど。
私も↑のケーキが食べたいです。(笑)
by ミーシャ (2010-03-04 07:53)
やっぱりあやけいさんのお話は素敵です。久々に堪能させていただきました。私は弟との2人兄弟だったけれど、こういう喧嘩ってしたなぁと懐かしく思い出しました。
学生時代に3日間だけクリスマスケーキを作るアルバイトをしたことがあります。それこそ1日中ベルトコンベアの前に立ってクリームを塗りまくりましたよ。あの後、数年間ケーキが食べられなくなりました…。
by のりこ (2010-03-04 07:56)
>お嫁に行かなくてもいいのになぁ・・・と思っているのは
あやけいさんちのパパさんも一緒かもね(^m^)
お雛祭りにも手作りケーキを作っちゃうなんてさすがあやけいさん!
美味しそう~~~ん(≧▽≦)/
お節句、うちはあいも変わらず「すし太郎」よ(笑)
ケーキ食べたくなった~~~明日買ってこよ♪
by じゅりりん (2010-03-04 22:29)
素敵なお話ですね~。
パパはみんなこんな気持ちでしょうね~。
3/3も過ぎたことだし、天気がいい日柄のいい日に早く片付けなくちゃ。
(パパは遅くてもいいって言うけどねw)
女の子の洋服は手作りですかぁ~。
フェルトと布で作るのもいいですね~。
参考にします。
by まゆ (2010-03-05 01:33)
ミーシャさんへ
スポンジケーキって自分で焼くと原価安いんですよ。
自宅のオーブンのクセがわかってからはふっくら焼けるようになって楽しんでいます。
リカちゃんはキャンギャルとしても有能ですね。
by あやけい (2010-03-07 14:44)
のりこさんへ
生クリームを塗るバイト…、それは匂いだけでもきつそうですね。
私はやるんだったらパン屋さんのバイトがいいかな。
でも焼くほうは無理だし、レジ打ちはスピード+正確さが必要とされますからね。
お客の方がいいですね。
by あやけい (2010-03-07 14:46)
じゅりりんさんへ
お嫁に行っても女の子は家に帰ってくるからいいよね。
息子だとお嫁さんのものになっちゃうもの。
ケーキは修行中なの。
食べてくれる人がいないと困ります。
by あやけい (2010-03-07 16:14)
まゆさんへ
いまだお雛様は出しっぱなしです。
今週後半はお天気になるみたいだから片付けなくちゃね。
フェルトのドレスは今から5年以上前に作ったの。
クルミリスちゃんもそのころさんざ遊んだから禿げちゃっているよ。
by あやけい (2010-03-07 16:16)