祝 成人式

ある冬の晴れた日、イヌのお父さんが写真館の前で掃除をしていました。

そこへ着物を着た二人が…。
イヌ「やっ、今日は成人式だね。」
クマ「はい、写真を撮ってください。」

イヌ「はい、こっちを向いて、もうちょっと体をななめに。にっこりと笑ってね。」
普段はあまりお客さんが来なくて暇な写真館ですが、この時ばかりといい写真を撮ろうとお父さんが頑張っています。

はい、写真の出来上がりです。

成人式を迎えられた皆さん、大志を抱いて頑張ってください！

１月１５日が成人式じゃなくなって数年。
自分の周りでも２０歳の人がいないせいかピンときませんね。
自分が成人式に出た十数年前のことを思い出すと着物の着付けのために朝早くから大変だったのと、髪にさした生花（胡蝶蘭！）が高かったことが印象的です。
それに確か雪が降ってて足元も汚れたような気がする。

それにしても振袖なんて高いものを学費でお金がかかる時期によく親は買ったなぁと感心しますね。
自分の娘が二十歳になったときそんなものを買う余裕があるかと思うと不安です。
でも買ってもらった振袖の柄はとても気に入っているし、娘も着てくれたらうれしいなぁと思います。

親が着物好きで何枚も私に作ってくれましたが結局実家に置いたまま、袖を通していないものも多いです。
一昨年の娘の七五三でやっと一枚着ました。
その時は娘と私の着付けと髪の毛のセットで２万５千円ぐらいしました。
着物を持っていても着るだけでそのぐらいかかるし、着た後の片付け、畳むのも汚したときの処理も出来ないのではどうにもなりません。
自分で着付けが出来て、着る機会があればまた違うんでしょうが、今では子供の入学式に着物で来る人も少ないですしね。
ちなみに娘の七五三より前に着物を着たのは十年前の自分の結婚式の打ち掛けです。

これは某ネット通販で新品を購入しました。
定価だったんですがオークションで買うよりは安かったです。
それにポイントがたまっていたのでラッキーでした。
クマの着物はいいとしてもウサギの着物はショールを取ってしまうととたんに貧租です。